コストは、数新速度に合わせて設定する数値で、ドメインコントローラーがサイト間のレプリケーション経路を判断するときに参照される設定値。
コストの合計が小さい回線が優先的に使用されるというもの。
以下のような構成の場合、サイトAからサイトBへのルートは、A→Bのルート①と、A→C→Bのルート②の2種類がある。
ルート①のコストは100、ルート②のコストは50+10=60となる。
この場合、コストの合計はルート②のほうが小さいため、通常のレプリケーションでは、A→C→Bのルート②が使用される。
また、クライアントコンピューターの所属するサイトにドメインコントローラーがない場合は、ほかのサイトのドメインことローラーにサインイン要求を送信する。
ドメインコントローラーが展開されているサイトが複数ある場合は、サイトリンクのコスト値が小さいサイトが選択され、そのサイトのドメインコントローラーに要求を送信する。