株式会社ヴァンデミックシステム

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データベースは、オブジェクトの追加・削除が繰り返されることによって、徐々に断片化されていってしまう。
断片化するとパフォーマンスが低下するため、最適化が必要。最適化の方法は、オンライン最適化とオフライン最適化がある。

・オンライン最適化
ActiveDirectoryDcomainServiceの稼働中に自動的に行われる最適化処理のこと。
ガベージコレクションというバックグラウンドプロセスの際に、自動的に12時間ごとに実行される。
オンライン最適化では、データベースファイルのサイズは小さくならないが、データベース内の空き領域が大きくなる。

ガベージコレクションは、保存期間が過ぎた削除済みオブジェクトをデータベースから完全削除し、最適化する処理のこと。
ドメインコントローラ―間のレプリケーションの遅延を考慮して、オブジェクトを削除しても、削除マークをつけた状態でデータベースに格納し続ける。

・オフライン最適化
ActiveDirectoryDomainServiceを停止した状態で行う最適化処理のこと。
データベースは自動的にオンライン最適化されるから、基本的にはオフライン最適化を実行する必要はない。
オフライン最適化は、データベースファイルの物理サイズを小さくしたいときに実行する。
例えば、グローバルカタログサーバーとして構成したサーバーを、通常のドメインコントローラーに変更した場合、今までグローバルカタログ用に使用していたデータベース内の領域が不要になる。
このような不要な領域を削除するときにオフライン最適化を行う。

①ActiveDirectoryDomainServiceを停止
②ntdsutil.exeを実行し、FilesコマンドのCompact Toサブコマンド
③最適化後のntds.ditをActiveDirectoryデータベースパスにコピー
④ActiveDirectoryDomainServiceをを開始

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